2022年3月21日(月) 本庄デパートメント様によって本庄銀座通りで開かれたマーケット『銀座通りデパートメント』と、本庄NEXT商店街プロジェクトさんによって旧仲町郵便局で開催されたタウンミーティング『第5回本庄MEET&TALK』、「諸井家住宅」の見学に行ってきました。

 

 

旧仲町ポケットパーク
旧仲町ポケットパーク
旧川上豆腐店
旧川上豆腐店
本庄銀座通り
本庄銀座通り

マーケット『銀座通りデパートメント』

 

【銀座通りデパートメント】

~日常のちょっとだけ楽しい日々の暮らしの中にあるマーケット~

 

■日時:2022年3月21日(日) 10時~16時

■場所:6つの拠点で

旧仲町郵便局/銀座ポケットパーク/本庄デパートメント”WORK+PARLOR"/

旧花長/旧川上豆腐店/旧仲町ポケットパーク

■主催:本庄デパートメント様

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①旧仲町郵便局

本庄 MEET&TALK(14:00-15:30)

ゲストスピーカーの話を聴きながら本庄の”楽しい”を妄想するタウンミーティング。今回はほんじょうマルシェなどを運営しているNEXT商店街プロジェクトのみなさまが登場

 

②銀座ポケットパーク

早稲田大学 BAM部

BAM部の畑で育てた菊芋、ほうれん草と竹炭の販売

SHIPs(高校生ボランティアコミュニティ)

ランタンワークショップ/テラリウムワークショップ

早稲田大学陶芸部 稲穂窯(いなほがま)

実用的なものから実用的でないものまで、陶芸作品の販売

だるまだるま(高崎市)

グラスフェドバターを使用したチキンカレー/グルテンフリーのおやつ/自家製調味料

飯島農園いいじまる(藤岡市)

畑から持ち出したままの泥付きネギ、ネギの詰め放題、ネギの皮むき体験

 

③本庄デパートメント”WORK+PARLOR"

・一日新喜庵

46年ぶりにこっそりと営業!手打ち蕎麦限定 20 食

・SHIPs

プロジェクションマッピングの撮影ブース

本庄デパートメント

わざわざ飲みたいクリームソーダなど※当日コーヒーの提供はしません

 

④旧花長

RitoU(りとゆう)

アジアのコーヒーと、コーヒーの果皮を乾燥させて作ったカスカラドリンク

Cotogoto大島花店

お花と真珠のコサージュ・アクセサリー、ミモザスワッグ・ボトルフラワー等

 

⑤旧川上豆腐店

古着屋JACK

ジャンルを問わない、USA 古着

hal(寄居町)

植物性素材をメインに、国産、有機の材料を使った焼き菓子

 

⑥旧仲町ポケットパーク

あいず(館林市)

子どもから大人までがワクワクするプレーパークを展開

ancoacco(あんこ あっこさん)

せいろ蒸し握り、春の炊き込み、定番の2種のおにぎり

こうやぼうきの館

宇宙のサイコロ ”アストロダイス”による星占い

ほんじょう寺子屋

焼き芋の食べ比べセット販売

 

※本庄デパートメント様ホームページより

 


◆旧仲町ポケットパーク


【ほんじょう寺子屋】

焼き芋の食べ比べセット販売

「ほんじょう寺子屋」さんは、高校生・大学生主体のまちづくり団体です。小学生を対象とした、本庄の寺院(大正院、宥勝寺、安養院など)での長期休みを利用しての寺子屋体験や、焼き芋体験、防災グッズを作ったり、SDGsセミナー等、子どもたちに感動体験と様々な人との出会いを届けています。

今回は、”本庄デパートメント様のマーケットに焼き芋で挑戦”という企画です。

「おいものおうち」で販売された2種類の焼き芋(紅はるかとシルクスイート)はどちらもとてもおいしかったです。

 

ほんじょう寺子屋様ホームページ

 


◆銀座ポケットパーク


【早稲田大学 bam部(bamboo)】

BAM部の畑で育てた菊芋、ほうれん草と竹炭の販売

「早稲田大学・BAM部」さんのブースでは、ほうれん草、小松菜、竹炭(たけすみ)、菊芋(きくいも)、竹炭を入れた田んぼで作ったお米が販売されていました。利益については、今後の放置竹林問題解決のための活動費として使用されるとのことです。

 

BAM部さんは、2020年7月に設立された、早稲田大学を中心に様々な大学のメンバーで、地方創生・農業に関連する活動を行われているボランティアサークルです。地方での放置竹林問題を始め、農業、空き家問題など様々な社会課題を、「持続可能なサイクル」で解決することを理念とされています。

サークル名は、竹に関する活動を行っていることから、竹の英語名「Bamboo」にちなんで「BAM部」と命名されたとのことです。本庄市を活動拠点とされています。

※詳細は、「BAM部 説明動画」をご覧ください。

 

2022年3月3日に開催された朝日新聞社主催の【大学SDGs ACTION! AWARDS 2022】で、BAM部さんは見事、準グランプリを受賞されました。

 

BAM部様ホームページ

 

BAM部様で販売されていた「竹炭(たけすみ)」

玄関などに置いて、消臭剤として使えるとのことです。

 

【飯島農園いいじまる】

畑から持ち出したままの泥付きネギ、ネギの詰め放題、ネギの皮むき体験

藤岡市の飯島農園さんのネギを購入しました。

ネギの皮むき体験や、詰め放題を皆さんが楽しんでしていました。

 


第5回 本庄MEET&TALK

2022年3月21日 旧本庄仲町郵便局にて

~ほんじょうマルシェ・本庄まちゼミ・本氣プロジェクト・本庄暮らし会議~

 

【これまでの『本庄MEET&TALK』アーカイブ配信】 

第1回(2021/5/22) https://youtu.be/ELESRDcZ0p4

第2回(2021/8/5) https://youtu.be/ecw88WsEoqc

第3回(2021/9/28) https://youtu.be/l9GDbwTc8ug

第4回(2021/12/8) https://youtu.be/kPW6CPzAGnE

第5回(2022/3/21) https://youtu.be/o3wYjEKN_Ig

 

(※本庄市HP「本庄NEXT商店街プロジェクト『本庄MEET&TALK』を開催」より)

※「本庄MEET&TALK」YouTubeチャンネルより

 

司会は本庄市役所の小川 知子さん、コーディネーターは鈴木 美央さん。

ゲストは左から、ほんじょうマルシェの山田 英希(やまだ えいき)氏、本氣プロジェクトの山内 和彦(やまうち かずひこ)氏、本庄NEXT商店街プロジェクトのリーダー 山田 康博(やまだ やすひろ)氏、本庄商店街連合会長の松浦 常雄(まつうら つねお)氏、本庄銀座商店街会長の谷田 裕之(たにだ ひろゆき)氏、本庄商工会議所の森村 昌宏(もりむら まさひろ)氏。

 

平成30年度から実施の「NEXT商店街プロジェクト事業」(ほんじょうマルシェ・本庄まちゼミ・本氣プロジェクト・本庄暮らし会議)のこれまでの振り返りと、これからの活動について、タウンミーティングが行われました。

これからも本庄ならではの路地や街並み、本庄の歴史資産を生かしながら、本庄内外のいろんなアーティストさんやお店が定期的に参加し、交流を楽しむ場となっていければ、本庄の日常がより魅力的なものになると思いました。

 

【旧本庄仲町郵便局】※国登録有形文化財

旧本庄仲町郵便局(埼玉県本庄市中央1-8-2)
旧本庄仲町郵便局(埼玉県本庄市中央1-8-2)

渋沢栄一翁の親戚の諸井泉衛(もろい せんえい)氏が初代局長を務めました。泉衛の子で3代目局長だったのが、秩父セメントを創設し、「セメント王」と呼ばれた諸井恒平(つねへい)氏です。

現存する旧本庄仲町郵便局舎は、昭和9年(1934年)恒平氏が建築したものです。1階が郵便業務用に、2階は電信電話業務用に造られました。

※余談ですが、諸井家に頼まれて、私の曽祖父である戸谷 間四郎(とや かんしろう)も一時期ですが、この本庄郵便局の局長を務めさせていただいたことがあります。

 

昭和9年に建て替えられた旧本庄仲町郵便局
昭和9年に建て替えられた旧本庄仲町郵便局

【諸井家住宅】※埼玉県指定文化財

諸井家住宅は、明治13年(1880年)の建築と推定されています。10代目諸井泉衛(もろい せんえい)氏が横浜の洋館を手本に建築し、当初は本庄郵便局と居宅を兼ねていました。コロニアル風のベランダ、漆喰でアーチ状に仕上げた天井、色ガラスの窓など、随所に洋風の建築手法が散りばめられています。

 


「本庄MEET&TALK」では、七夕祭りの時に、三交通り氷柱がたくさん並べられた昔話で盛り上がりました。私も小学校、中学校時代に、七夕のたびに氷を触っていたのが楽しい思い出として残っています。

ファシリテーターの鈴木美央さんは、本庄NEXT商店街プロジェクトの一環として、昨年30年ぶりに復活した「七夕祭り」の時に、お子さんを連れてこられ、その際に、氷柱とその中のおもちゃ(※下記写真参照)のことをお子さんがとても喜んでいたと話しておられました。

鈴木さんは建築家でマーケットがご専門で、『マーケットでまちを変える: 人が集まる公共空間のつくり方』というご著書を出版されております。

 

私も発言を求められた時に、昭和時代の懐かしい七夕祭りの氷柱を令和に復活させたように、江戸時代、今回の会場である諸井家が面している中山道を虚無僧(こむそう)が度々通っていた(※下記写真参照)話をさせていただきました。

虚無僧のことをかっこいいと思った諸井家の出身である諸井誠氏は、虚無僧が吹いている尺八に興味を持ち、中世から続いていた尺八の音楽を、最先端の現代音楽として復活させました。

諸井誠氏は、彩の国さいたま芸術劇場の初代監督であります。(詳細はこちらの記事もご覧ください。)

本庄宿というと、商人の町と思われがちですが、文化面でも厚みがありました。そうした厚みが、諸井誠氏を通して、さいたま芸術劇場に流れているように、本庄にあるいろいろな歴史資産をこれからの本庄のまちづくりや、芸術活動に活用していただければうれしいという発言をさせていただきました。

 

(本庄七夕祭りと氷柱)

■30年ぶりに復活した「ほんじょうマルシェ七夕~祈り~星に願いを」と「氷柱」(2021年8月7日)

■40年前の「本庄七夕祭り」と「氷柱」

(中山道を歩く虚無僧)

渓斎英泉(けいさい えいせん)作の『岐岨街道 鴻巣 吹上冨士遠望(きそかいどう こうのす ふきあげ ふじえんぼう)』には、虚無僧が中山道を歩いている様子が描かれています。

『岐岨街道 鴻巣 吹上冨士遠望』渓斎 英泉画
『岐岨街道 鴻巣 吹上冨士遠望』渓斎 英泉画

母も、銀座通りデパートメントのマルシェにて、ほうれん草を買いました。諸井家にてご近所の方にお会いできて喜んでいました。