~『本庄のむかし』『本庄のむかし・こぼれ話』に続いて、6年ぶりに刊行された名著~
(発刊にあたって)
(『本庄のむかし・お話集』目次)
◆柴崎 起三雄(しばさき きみお)先生
昭和14年(1939年) 埼玉県本庄市に生まれる。
青山学院大学英米文学科を卒業し、公立中学校に勤務。
元、本庄市文化財保護審議委員、他。
著書に『本庄のむかし』『本庄のむかし・こぼれ話』『本庄人物事典』 がある。
(※『本庄のむかし・お話集』より)
柴崎起三雄先生は、本庄の誇れる郷土史家で、本庄の歴史に関する第一人者です。
元中学校校長で、本庄市文化財保護審議会委員長を務められ、街づくりにも多大なる貢献をされてこられました。
亡き父も私も大変お世話になっている先生です。
今回、6年ぶりに、『本庄のむかし』シリーズの第3弾となる『本庄のむかし・お話集』が刊行されました。
今回のご著書は、柴崎先生がこれまで公民館等で講演されてきたお話の内容を一冊にまとめられたものということです。
亡き父も私も柴崎先生の大ファンであり、柴崎先生の新刊を心待ちにしていたので、とても嬉しいです。
柴崎先生の郷土史研究とご継承活動によって、祭りや山車、大相撲、中山道本庄宿、本庄の名医 本庄普一と神岡玄俊、本庄の俳諧文化、利根川河岸など、本庄に生きてきた人たちの歴史や伝統文化、本庄地域の特徴、偉大な先人の方々が成し遂げられたことなど、本庄にとって貴重な歴史遺産が継承され、多くの人たちにわかりやすく伝えられていることが、本当に素晴らしいと心よりありがたく思っています。
一人でも多くの人にこの素晴らしい本を読んで欲しいと思いました。
◆令和6年(2024年)、50周年を迎えられる「本庄古美術愛好会」
柴崎起三雄先生は、現在「本庄古美術愛好会」においてもご活躍なさっています。
毎年秋には、「本庄古美術愛好会」の会長の塩原浩行氏とともに、はにぽんプラザ (本庄市市民活動交流センター)にて、本庄や本庄近郊の文人墨客の書画や古地図などを展示する「本庄古美術展覧会」を開催されています。
今年は、4年ぶりに「本庄祇園まつり」が行われることととなったことを記念して、2023年7月8日~9日に、夏の特別展示会『本庄祇園まつり再開記念展示会』が開催されました。
展示会では、新しい発見や気付きをたくさんいただける、とても魅力的な展示会でした。
地元の力士を紹介する浮世絵の展示もありました。
今回の柴崎先生のご著書『本庄のむかし・お話集』には、【本庄の大相撲】に関する内容も掲載されていました。
安政4年に本庄宿で興行された際の「安政4年本庄大相撲番付表」や、神川の小浜出身の「武蔵野門太」や、門太の長男の「武蔵野英之輔」など、人気の郷土力士についても紹介されていて、とても楽しく読ませていただきました。
「本庄古美術愛好会」の発足は、昭和49年(1974年)であり、素晴らしいことに、来年で50周年という節目を迎えられるとのことです。お二人のご尽力に心から敬意を表し、今後のますますのご活躍を祈念申し上げます。
◆柴崎起三雄先生 ご著書
(『本庄のむかし』シリーズ)
『本庄のむかし』(2010年11月刊行)
『本庄のむかし・こぼれ話』(2017年7月刊行)
『本庄のむかし・お話集』(2023年7月刊行)
(『本庄人物事典』・『本庄の歴史と城山稲荷神社』等)
『本庄人物事典』(2003年6月刊行)
『本庄の歴史と城山稲荷神社~稲荷神社創建450年記念誌』(2006年3月刊行)等
柴崎先生、この度は、『本庄のむかし・お話集』のご刊行、本当におめでとうございます。