【お知らせ】『第2回ほきいち祭』が、令和6年5月5日(日・こどもの日)に開催されます。

~本庄が誇る偉人・塙保己一先生の誕生日5月5日を祝して開催。保己一先生の制作・展示・販売、歌やフルート演奏、子ども群読劇『塙保己一物語』の上演、スタンプラリーなど楽しい企画・催しが満載~

「第2回ほきいち祭 パンフレット」(表面)
「第2回ほきいち祭 パンフレット」(表面)
「第2回ほきいち祭 パンフレット」(裏面)
「第2回ほきいち祭 パンフレット」(裏面)

令和6年5月5日【第2回 ほきいち祭】

 

◆開催日:令和6年5月5日(日曜・こどもの日)

◆会場:本庄市児玉文化会館セルディ(本庄市 児玉町金屋728-2)

◆「ほきいち祭」ホームページ:https://www.honjonet.net/555/

◆「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会ホームページ」:http://www.hanawahokiichi.org/

◆「塙保己一史料館」ホームページ:http://onkogakkai.com/

◆主催:ほきいち祭実行委員会

(会長:竹並万吉氏/事務局長:秋山 守氏/企画担当:田中 学氏)


(昨年開催された令和5年5月5日「第1回ほきいち祭」の様子)

令和5年5月5日「第1回ほきいち祭」の様子
令和5年5月5日「第1回ほきいち祭」の様子

(令和5年5月5日開催の「第1回ほきいち祭」の様子)

5月5日(日・こどもの日)に、本庄が誇る偉人・塙保己一先生の生誕を祝して、「第2回ほきいち祭」が開催されます。

当日は、セルディホールにて、保己一先生の絵馬や粘土制作、版木刷り体験、腹話術やマジック、保己一先生関係の展示・販売、第1回塙保己一賞にて奨励賞を受賞された綱川泰典(つなかわ やすのり)さんによるフルート演奏、子ども群読劇『塙保己一物語』の上演など、素晴らしい企画・催しが満載です。

 

昨年に引き続き、「塙保己一先生ゆかりの史跡をめぐるスタンプラリー」も行われるとのことで、先日、スタンプラリーのコースを体験してきました。

(※「ほきいち祭」には戸谷八商店も協賛させていただいています。

昨年の「第1回ほきいち祭」については、こちらの記事もご覧ください。

 


◆塙保己一先生ゆかりの史跡スタンプラリー

【スタンプラリーの順路】

①塙保己一記念館→②実相寺→③塙保己一の里→④セルディ

「塙保己一の里」周辺マップ
「塙保己一の里」周辺マップ

◆【スタンプラリー受付】塙保己一記念館

受付時間:午前9時~12時

本庄市児玉町八幡山368

「塙保己一記念館」には、塙保己一先生ゆかりの貴重な展示品がそろっています。


◆「塙保己一の里」周辺

【塙保己一生家】

本庄市児玉町保木野325

「塙保己一生家」は、保己一先生が15歳まで過ごした生家です。(国の史跡に指定)。

盲目の国学者、塙保己一先生は1746年5月5日、保木野村(現本庄市児玉町保木野)に生まれました。

7歳にして失明し、15歳で江戸に出て修行を積み総検校という最高位に登りつめました。

(※現在は、弟の卯右衛門さんの子孫の方が居住されていますので、門と建物等の外観のみ見学できます。)


【龍清寺(りゅうせいじ)】

埼玉県本庄市児玉町保木野387

「龍清寺(りゅうせいじ)」
「龍清寺(りゅうせいじ)」

児玉三十三霊場二十七番札所。幼い頃、塙保己一先生が和尚さんから学んだり遊んだりしたところです。

境内に「三日月不動尊」という日本三大不動様があります。

「飛龍の榧(かや)」と呼ばれる樹齢約300年の榧の大木
「飛龍の榧(かや)」と呼ばれる樹齢約300年の榧の大木

龍清寺の本堂の左側には、樹齢約300年の、樹榧(かや)の大木があります。

「飛龍の榧」(昇り竜)と言われています。(本庄市の天然記念物


【塙保己一公園】

龍清寺のすぐ南側にあります。

「塙保己一公園」には、「塙保己一先生の墓碑(和学院殿心眼智光大居士)」や、「塙保己一先生没後百年祭記念碑」(大正11年建立、題字:渋沢栄一翁)があります。


【御霊稲荷神社(ごれいいなりじんじゃ)】

本庄市児玉町保木野314

「御霊稲荷神社(ごれいいなりじんじゃ)」は「御霊神社」と「稲荷神社」の合殿です。

「稲荷神社は、塙保己一の幼少期に、目を治すために弟子の多聞房と命名した福泉院の末社です。

塙保己一は検校になった後、稲荷神社に刀を奉納しています。

御霊神社は、江戸時代には隣接の新里村(現 神川町)にあり、龍清寺と一体(神仏習合)だったが、

明治の神仏分離令により分離させられ、稲荷神社に合殿されて、御霊稲荷神社となった。」

(※田中学氏作成「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会HP」の稲荷神社より)

 

御霊稲荷神社からは、秩父方面の山々が見えます。


【検校面田の碑(けんぎょうめんでんのひ)】

 埼玉県本庄市児玉町保木野375−3付近(南東側)

塙保己一先生生家近くにある「検校面田の石碑」
塙保己一先生生家近くにある「検校面田の石碑」
青い建物の裏にあります。「ほきいち祭」の旗が目印です。
青い建物の裏にあります。「ほきいち祭」の旗が目印です。

石碑には、「児玉郡金屋村大字保木野字前田 検校面田弐段拾八歩 昭和六年九月十二日 塙検校百拾回忌 地主荻野武平建之」と刻まれています。(※田中学氏作成「総検校塙保己一先生遺徳顕彰会HP」の検校面田より)

御霊稲荷神社から眺めた秩父方面の山々
御霊稲荷神社から眺めた秩父方面の山々

本庄が世界に誇る偉人、塙保己一先生の生誕をお祝いして、「ほきいち祭」が開催されることはとても素晴らしいことだと思います。盲目という障害がありながらも、塙保己一先生が持ち続けた強い意志や、挫折を乗り越えて成し遂げた保己一先生の功績に触れることができる絶好の機会です。

 

今回、「ほきいち祭」の企画の一つとして開催されるスタンプラリーでは、塙保己一先生が生まれ育った保木野村(現・本庄市)の地を巡ります。

塙保己一先生は、わずか7歳で失明しましたが、その障害にも負けず、15歳で江戸に出て雨富検校の弟子となり、学問の道を歩み始めました。

保己一先生が実際に見えていたのは、故郷の本庄の風景だけであり、その風景が保己一先生の心の中に刻まれていました。

今回、実際に「塙保己一の里」を歩いてみて、スタンプラリーで巡るこの土地と風景こそが、保己一先生の心の中にある原風景そのものであり、保己一先生の精神に触れることのできる特別な場所なのだと感じました。

保己一先生が愛した風景や地元の文化に触れながら、保己一先生の足跡をたどるこのスタンプラリーにも、ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思いました。

 

塙保己一先生の生誕日を祝し、偉業を称える「第2回ほきいち祭」開催に向けて準備を進めてくださっている、「ほきいち祭実行委員会」の竹並万吉会長、秋山守事務局長、企画担当の田中学様、関係者の皆々様のご尽力に心より感謝申し上げます。