川越プリンスホテルにて、尾高浩羽先生の展示会をお手伝いさせていただきました!

~心に響く墨色、尾高浩羽先生の心象水墨画の世界へ~

 

(左)尾高浩羽先生、(右)戸谷充宏
(左)尾高浩羽先生、(右)戸谷充宏

2025年6月4日(水)、川越プリンスホテルにて、姉とともに心象水墨画家・尾高浩羽(おだか ひろは)先生の展示ブースのお手伝いをさせていただきました。

 

尾高浩羽先生は、渋沢栄一翁と尾高惇忠翁の玄孫(やしゃご)にあたる方で、日本と海外の両方を舞台に活躍されている現代水墨画家です。

 


【尾高浩羽(おだか ひろは)先生・プロフィール】

 

現代水墨画協会、評議員。

墨美会、全日本中国墨画連盟、雪舟国際芸術協会会員、日本中国文化交流賞、毎日新聞社国際賞。日美展作家。他受賞多数。

スイス、イタリア、香港アートフェア。仏・西・中・インドネシア他国内外グループ展多数。

高祖父 尾高惇忠、渋沢栄一の書画の流れを曾祖父 尾高次郎、祖父 尾高豊作、父 尾高陽一らの遺作と共に尾高三代展定期開催。(銀座ギャラリー椿 ・ 広尾加藤ギャラリー ・下北沢スマートシップ ・代々木Studio Hiroha)

書の線を用いる伝統技法の次世代への継承を志し、光やガラス等新しいものを心象画として描く。近年菌類などの抽象画、コラージュにも意欲を見せる。

双龍墨芸術文化振興会を組織し会長を務める。次世代に向け日本の伝統文化の継承に努めその魅力の国内外発信を目的とする。

2021年6月埼玉県深谷市JR深谷駅構内市民ギャラリーに於書画展開催好評を得る。

(※尾高浩羽オフィシャルサイトより)

 


◆展示会での様子

今回の展示では、心象水墨画をはじめ、風景画、水彩画、油絵、菌類をモチーフにした抽象画、渋沢栄一翁が好んだ「龍」の絵、そして愛らしい猫の絵まで、多彩な作品が並びました。心象水墨画は、墨色と滲み、書の線の勢いで見せるとのことです。それぞれの作品に先生の魂が宿っており、心に深く響いてきました。

 

また、浩羽先生のお母さまによる手作り作品も展示されており、その温もりに心が和みました。

 

会場には、普段なかなか見られない仏教関連の品々が紹介されたブースがありました。払子(ほっす)や念珠、卒塔婆、仏壇洗浄の案内などを間近で見ることができ、貴重な機会となりました。

 


◆尾高浩羽先生の作品

尾高浩羽先生の作品
尾高浩羽先生の作品

姉が購入させていただいた尾高浩羽先生の2作品です。

 

尾高浩羽先生の2作品と、浩羽先生のお母さまが手作りなさった巾着袋
尾高浩羽先生の2作品と、浩羽先生のお母さまが手作りなさった巾着袋

戸谷八にて、浩羽先生の作品を2点、そしてお母様が手作りされたバラの刺繍が施された巾着袋を、ありがたく購入させていただきました。右の水墨画の作品は、箱根を舞台にしていると伺い、とても嬉しくなりました。

 


◆会場の様子

(左)尾高浩羽先生、(右)姉の恭子
(左)尾高浩羽先生、(右)姉の恭子

 

2021年にはNHK大河ドラマ『青天を衝け』で渋沢栄一翁の生涯が描かれ、2024年7月3日からは、新一万円札の肖像に渋沢栄一翁が選ばれました。

埼玉の誇りである栄一翁が改めて注目されるようになり、県民として本当にうれしく思います。

 

その日本の恩人とも言える方の玄孫でもあり、心象水墨画という芸術を通して、日本文化と西洋絵画のかけはしとして活躍されている尾高浩羽先生は、かけがえのない存在です。

 

展示会場では、浩羽先生から作品に込めた想いや技法、日々の創作活動、尾高家の教育論などについて、貴重なお話を直接うかがうことができ、心に深く残るひとときとなりました。素晴らしい機会をいただきありがとうございました。

 


◆飯能市「店蔵 絹甚(きぬじん)」でのライブイベントについて

~心象水墨アーティスト 尾高浩羽のライブイベント 第1幕~

「尾髙浩羽先生ライブイベント(第1幕)」のご案内 ~「平九郎の飯能戦争」 プラス 飯能戦争絵図展示~
「尾髙浩羽先生ライブイベント(第1幕)」のご案内 ~「平九郎の飯能戦争」 プラス 飯能戦争絵図展示~

 

6月11日(水)~6月15日(日)まで、飯能市の文化財「店蔵 絹甚(きぬじん)」にて、尾高浩羽先生の展示会とライブイベントが開催されます。

ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

 

◆【心象水墨アーティスト 尾高浩羽のライブイベント 第1幕】

「平九郎の飯能戦争」プラス飯能戦争絵図展示

【期間】:2025年6月11日(水)~15日(日)

【時間】:10時〜16時(最終日は14:00迄)※イベントは14時~

【会場】:「店蔵 絹甚(きぬじん)」

【住所】:埼玉県飯能市本町2−2MAP

【アクセス】:西武池袋線・飯能駅より徒歩約8分

※体験デモなどは随時

※イベントはすべて無料

※スタジオヒロハ Instagram:https://www.instagram.com/studio.hiroha/

 


【飯能市の文化財「店蔵 絹甚(きぬじん)」について】

飯能市の指定文化財「店蔵 絹甚(きぬじん)」
飯能市の指定文化財「店蔵 絹甚(きぬじん)」

「飯能縄市之図」  ※『新編武蔵風土記稿 巻之178高麗郡之3』国立公文書館蔵

 

「絹甚」は、明治37年(1904年)に建てられた土蔵造りの建物です。平成19年(2007年)に飯能市の指定文化財に登録されました。

かつては「飯能縄市(はんのうなわいち)」と呼ばれた六斎市が開かれていた、飯能大通り商店街に位置しています。 

 

現在は、市民の文化活動の拠点として、絵画・書・クラフト・オブジェの展示、「飯能ひな飾り展」や「飯能まつり」のイベントなどに活用されています。

※詳細は、「絹甚」様ホームページへ

 


◆『文藝おごせ(第22号)』に尾高浩羽先生の文章が掲載されました!

尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)
尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)
尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)
尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)
尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)
尾高浩羽先生著「渋沢平九郎追悼 一五七回忌に思う 人生百年時代の理想の生き方」  出典:『文藝おごせ(第22号)』(越生町文化協会・文芸部会 編集発行、2025年5月)

尾高浩羽先生の文章には、ご子孫ならではの親しみ深さと、心象水墨画家としての独自の視点が融合しており、たいへん心を打たれました。

 

渋沢栄一翁をはじめ、尾高惇忠翁、喜作、千代、母やえ、そして見立て養子である渋沢平九郎の心情に、あたたかく、ユニークな感性で深く寄り添っておられるのは、慰霊の想いと、芸術を通して「心」を描くことに長けた先生だからこそできることだと感じます。

 

先生の文章には、栄一翁や惇忠翁、平九郎たちの当時の息遣い、葛藤、喜び、そして悲しみが、やさしさをもって織り込まれており、読む者の心にも静かに響いてくるのだと思います。

 

このような素晴らしい文章を届けてくださり、ありがとうございます!

 

この度は、素敵な機会をいただき、ありがとうございました。

尾高浩羽先生が描く伝統と革新を融合させた墨の世界が、これからも多くの人の心に届きますことを願っております。先生の今後のご活躍を心より応援しています!