~令和5年(2023年)の金鑚神社での「神迎祭」が、12月12日(火)の深夜から12月13日(水)の早暁にかけて行われました~
「神迎祭(しんげいさい)」は、旧暦11月1日の午前0時にそれぞれの神社でお迎えをする行事です。
旧暦の10月は「神無月(かんなづき)」と呼ばれ、全国の神さまが出雲大社に集まると言われています。
※出雲大社では「神在月(かみありづき)」と呼ばれています。
出雲大社に集った神々は、「神議り(かむはかり)=会議」をして、人に知ることのできない人生諸般の事柄を決められると信じられています。
旧暦11月1日に、出雲大社に集まっていた神々はそれぞれの国元へお帰りになります。
今年の金鑚神社(埼玉県本庄市)での「神迎祭」は、12月12日(火)の深夜~12月13日(水)の早暁にかけて行われました。
◆金鑚神社「神楽殿」
金鑚神社(本庄市)には「神楽殿(かぐらでん)」があり、毎年11月3日の金鑚神社例大祭に、「本庄組」による神楽が奉納されています。
◆令和5年11月の本庄まつりにて、「本庄組」によって奉納された金鑚神楽『禊(翁)』
令和5年11月2日・3日、「本庄まつり」が行われました。
11月3日の午前11時には、10基の山車が金鑚神社前に集結している中、神楽殿では「本庄組」によって金鑚神楽(かなさなかぐら)「禊(翁)」が奉納されました。
「翁」の奉納舞が終わると、ご神幸祭が始まりました。
猿田彦命を先導役に、「宮御輿」が出立し、続いて、絢爛豪華な10基の山車が市内巡行を開始しました。
「翁」は、“能にして能にあらず”と言われます。そのものが天下泰平や五穀豊穣、人々の安寧を祈祷する神事とされています。
「翁」の舞いの、ゆったりとした舞いの中に溢れる、軽やかで自在な雰囲気、厳かで心が引き締まる雰囲気がとても素晴らしく心に響きました。
◆金鑚神社の「開運福くま手」と景品
参拝後、金鑚神社神迎祭の「開運福くま手」と、景品をいただきました。
(景品は、本庄商店街の氏子の方たちが毎年金鑚神社に奉納しているものです。)